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日本の地価は5年連続で上昇しており、港区の住宅市場がコア市場をけん引している。

#地価5年連続上昇は明確なトレンドに

日本の2026年公示地価によると、全国の住宅地および商業地はいずれも5年連続で上昇しており、全用途平均および商業地では上昇幅がさらに拡大している。

その背景には、都市再開発の継続的な進展、コア都市における住宅需要の安定、そして観光・ホテル需要の回復がある。これにより、土地価格は単なる景気循環の結果ではなく、資本・人口・都市機能が再び特定エリアへ集中する構造変化を反映するものとなっている。

#東京は依然として最強のプライシングセンター

銀座と赤坂はそれぞれ全国で商業地・住宅地の最高価格地点を維持している。東京圏の商業地は前年比+9.3%、住宅地は+4.5%の上昇となった。

東京都23区では商業地が全面的に上昇し、22区で上昇幅が拡大、住宅地でも19区で上昇幅が拡大している。桜丘町では大型複合施設の開業が価格を押し上げ、浅草ではインバウンド回復が需要を牽引した。

一方、港区の住宅地は+16.6%という高い伸びを示しており、自住・投資・事業利用のいずれの観点においても需要が集中していることが確認できる。東京のコアエリアは引き続き、国内外の資金が集まる中核市場として機能している。

#大阪は観光需要で上昇、名古屋は分化が進行

大阪圏の商業地は前年比7.3%の上昇となり、道頓堀では25%の大幅な上昇が確認された。京都の主要エリアでも二桁の上昇率が見られ、訪日観光需要の回復を背景に、高い観光密度を持つエリアへの需要集中が続いている。

一方、名古屋圏も5年連続で地価上昇を維持しているものの、商業地の上昇率は3.3%に鈍化しており、建築コストの上昇に対して賃料成長が十分に追いついていないことが要因とされる。この結果、市場は全面的な上昇局面から、エリアごとの選別が進む段階へ移行しつつある。

重要なのは単に「地価が上がっているかどうか」ではなく、どの都市機能に上昇が集中しているかという点である。地価上昇を持続できる地域は、再開発の進行、交通結節点としての機能、観光消費の集積、そして安定した住宅需要といった条件を備えている。

投資の観点では、今後は日本全体の上昇トレンドを見るのではなく、どの立地が経済変動の中でも相対的に耐性を持ち続けるかという「選別フェーズ」に入っていることが重要となる。

参考:日本経済新聞ウェブサイト

 

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